健康寿命を伸ばした結果、できればある程度のお金も必要かと思っていて、これまで資産運用をしてきました。
50代になったので、そろそろ「守り」を意識した投資に切り替えようと思い、アセットアロケーションを見直してみました。
株を少し取り崩して債券を増やそうかなと考えたんですが……。
これまで「運用すること」ばかりで、実際に取り崩したことがなかったので、税金まわりのことをほとんど知らなかったんです。
そこで今回、自分なりに調べた内容をまとめてみます。
※できる限り間違いなく調べたつもりですが、お金に関わる話ですので、最終的にはご自身でもご確認をお願いいたします。
特定口座(源泉徴収あり/なし)の違い
株や投資信託をやっていると、必ずついて回るのが「税金」の話。
特に「特定口座」を源泉徴収ありにするか、なしにするかで大きく変わります。
私はこれまで「源泉徴収なし」でやっていたので、「確定申告したら会社にバレないかな?」と心配になって調べました。
源泉徴収あり
- 利益や配当が出たときに、証券会社が所得税+住民税を自動で天引き。
- 受け取る時点で税金が済んでいるので、原則として確定申告不要。
- 会社の給与天引きにも影響なし。
源泉徴収なし
- 利益が出てもその場では税金は引かれない。
- 翌年2月〜3月の確定申告で税額が決まり、税金をまとめて納付。
- 住民税は翌年6月から給与天引きされるのが基本。
- 会社に知られたくない場合は、確定申告のときに「普通徴収(自分で納付)」を選べばOK。
参考 横浜市 納税方法
健康保険料はどうなる?
ここも気になった点です。
会社員の場合は安心で、健康保険料や厚生年金は「給与額」で決まるため、株の利益には一切連動しません。
ただし、自営業や退職後に国民健康保険に入るときは、株の利益も保険料計算に含まれるので要注意です。
税金を払うタイミング
例えば2025年1月に株を売って利益を確定した場合:
- 源泉徴収あり → その場で自動的に税金が引かれて完結。
- 源泉徴収なし → 翌年(2026年2月〜3月)の確定申告で税額が決まり、3月(口座振替なら4月)に所得税を納付。住民税はさらに遅く、2026年6月から1年間かけて支払う。
つまり、「源泉徴収なし」なら、利益分を税引き前のまま1年以上手元に置いて運用できるといった考え方もできます。
1年間だけ運用するなら?(リスク低め編)
「せっかく税金分のお金を少しでも回せるなら、1年間だけ運用して増やせないかな?」と思い、低リスクの運用先を調べてみました。
① 個人向け国債(変動10年)
- 国が発行するので安心感はトップクラス。
- 1年経てば解約できて元本保証。
- 金利は0.5%程度ですが、「減らさない運用」としては最有力。
② 定期預金
- ネット銀行なら1年で0.2〜0.5%程度の金利あり。
- 元本保証で安心。
- 途中解約すると利息がほぼつかないので注意。
③ 個人向け社債
- 大手企業が発行する社債で0.3〜0.8%程度。
- 倒産リスクは低いが、国債や定期預金のような元本保証はなし。
- 少し利回りを狙いたい人向け。
私は無難に「定期預金」でいこうと思っています。
まとめ
- 会社に知られずに投資をしたい人は「源泉徴収あり」の特定口座が安心。
- 資金効率を高めたいなら「源泉徴収なし」でもOK。ただし、確定申告で「普通徴収」を忘れずに。
- 1年間だけ安心して運用するなら、国債や定期預金がやっぱり鉄板。
私の結論
いろいろ調べた結果、私はこれから毎年リバランスを実行する予定なので、税金の処理が楽になる「特定口座(源泉徴収あり)」に切り替えることにしました。
これなら、会社にバレないようにと気を遣う必要もありません(汗)。
今回、「源泉徴収なし」で取り崩した資金は、定期預金で運用する予定です。
債券に回すために取り崩す金額がそれなりに大きいので、税金分もそれなりになります。
それを定期預金で1年間運用すれば、「少し美味しいごはんが食べられる程度」の利子が戻ってきます。せっかく「源泉徴収なし」で取り崩すので、少しでも恩恵を得られればと思っています。
これからも投資は続けますが、年齢やライフステージに合わせて、「攻めと守りのバランス」を大切にしていきたいですね。
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