『歩く マジで人生が変わる習慣』という本を読みました。
そのなかで、ハッとさせられた一文がありました。
「幸せかどうかは、動物としてどれだけ快調かによる」
……これだ!と思いました。
今まで自分でもうまく言葉にできなかったけど、この一言が、自分の感覚にぴったりハマったんです。
たとえば、
- なぜ、自分は100km走れるようになりたいんだろう?
- なぜ、わざわざ夜中に走りたいと思うのか?
- なぜ、山に登りたくなるのか?
- なぜ、大人になってもザリガニやカニ、クワガタを獲りに行くと、あんなに楽しいのか?
人から「それ、何が楽しいの?」って聞かれると、
「なんかやりたくなっちゃうんだよね〜」とか
「景色が良くて気持ちいいしさ〜」とか
「頑張ったあとの達成感とか…」
と、どこか曖昧な答えしかできませんでした。
でもきっと、それら全部に共通しているのは「動物として快調に動けている」という感覚。
お金や時間があることも大事だけれど、現代社会ではそれ以上に、「自分の身体が心地よく動けているか」を意識して探しにいかないと、どんどん都市生活の“快適だけど不自然”なリズムに飲み込まれてしまう。
少なくとも、僕が感じる「幸せ」はそこにはない。
この本は、そんな大切な感覚を、スッと腑に落ちる言葉で教えてくれました。
自然に身体を動かしたくなること、ふと「走りたい」「登りたい」「探したい」と思う衝動。それを無理に言語化しようとしてたけど、ちゃんと理由があったんだなぁ。
この一冊は、ただの健康本ではなく、自分の“生き方”にまで問いを投げてくれる本でした。
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